今は福祉の街として有名になったベーテル(Bethel)の過去について触れられている記事を読んだ。
記事中に出てくる、
「生きるに値する命と、生きるに値しない命」
という言葉が深く突き刺さった。
かつて、ナチスの安楽死計画で身体障害者、精神障害者、適応障害の人々は『生きるに値しない』と判断され多くの方が犠牲になったと。
生きるに値しないとは、ナチスが考える働き方ができない人だったのだろう。『障害者だけが載せられたバス』がガス室へと運ばれる光景。想像するだけで苦しくなる。
ただ、読み進めると、そういったナチスの判断に立ち向かう施設長がいたという事実に少しだけホッとした気持ちになり胸を撫で下ろした。
「こんな計画、やめてください。殺されていい命があるわけがない」と。
その結果、ベーテルでは障害者の虐殺は行われず、今の福祉都市『ベーデル』があり世界中でモデルにされる都市になっていると。
碑に刻まれた言葉
Person, take care as a person?
人を人として扱う=他者への尊重
(実際のドイツ語では何と言うんだろう?)
私たちは過去の犠牲の上に今を生きている。そしてこの記事にあるように”私たちは多様性のない未来を望んでいない”のだ。
私は大きな事をしたいとは全く思わない。
ただ「おかしい」ことは普通に「おかしい」と言える人で在りたいし、小さな事の積み重ねであっても、それをコツコツ貫ける人でありたいという「野心」は常に持っていたいと思う。
投稿者プロフィール
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財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表
2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。
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