SNSで「死ぬなよ、親父……。人生の終わりに近づく父の写真を息子は撮り続ける」という記事が目に飛び込んできた。「幸」も「負」も感じることのできるこの瞬間こそ、人間として生きる“価値”があるのではないだろうかと、この記事は訴えかけてくる。
記事に「私」と「父」を重ね合わせずに読めなかった。
というのも私と父は「ある人」の死を教訓に、まさに「幸」も「負」も感じることのできるこの瞬間、瞬間を大事にして今を生きているからだ。
ある人の死、それは私の「母親」である。
私は母を自殺という形で亡くしている。電話越しでのあの一瞬の会話が、まさか最後になるとは思いもせず彼女は命の幕を閉じた。
だからこそ、私と父はこの一瞬、一瞬を別の形で刻んでいる。「幸」も「負」も感じることのできるこの瞬間こそ、人間として生きる“価値”があるのではないだろうか。
命の時間。その意味づけと価値。
生きている時間は当たり前ではない
私を含め人間は他の動物たちと違い生存期間が格段に長い。息子たちが育てている昆虫たちなんて、死はあっという間だよ。でも人間は、生きているこの時間が当たり前になって随分と無駄に生きてしまっている。
私を含め人間は他の動物たちと違い、どうも格好をつけたがる生き物。本来、生きるとは生死の狭間の時間であり格好をつける隙間はないはずだよな。
昆虫たちは人間様を見て「命の時間を、どうしてそんなに無駄にするんだ」と笑って見ていることだろうよ。
いかんいかん(笑)こんなことでは昆虫さんに申し訳ない(笑)
さ〜さ!!今日も一日、精出して息子たちの尻たたきから始めようではないの!!
そして弁当だ!!
投稿者プロフィール
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財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表
2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。
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