「生きやすさ」のある100年ライフ

カテゴリー: ─ いま・ここ・私

公開日:2017.09.26

2017年9月26日

『RINDA foundationは100年ライフを応援します』

【はじめに】

私には70歳になる父がいます。

父は昨年の2016年4月末に『急性骨髄性白血病』と診断され、色々と悩んだ末に、臍帯血移植を受ける決断をしました。

そして2016年11月21日に移植。

その後、紆余曲折はあったものの、年齢の割に好調な経過を辿っていましたが、退院の日取りも決まりかけた2017年2月上旬、突如、ウィルス性の脳炎と肝炎に感染。

一時は海馬がやられ、記憶喪失になり自分の事すら良くわからない状態に陥りました。

その頃のお医者様からの診断では、脳の記憶障害の回復には2年半くらいはかかると言われましたが、驚異的な回復を見せ、脳炎発症から1ヶ月半ほどした頃、記憶がほぼ回復しました。

そして肝炎についても回復。

ただやはり、抗がん剤とウィルス性肝炎のダブルの負荷がかかった肝臓のダメージは大きく、徐々に肝機能は回復してきているものの健全な状態とまではいかず、今も腹水が溜まる状況が続いている父。

でも父はどんな時も『ポジティブ』で『笑顔』でいます。

父と病院で出会う人は皆さん口を揃えて「顔を見たり、手を握るだけで、大きなエネルギーと生きる勇気が貰えるんです」と仰ってくださる。

そんな父は、自らが70歳で臍帯血移植に挑戦した事で、自分の姿が誰かの勇気や希望になれば嬉しいと言っています。

 

今日は父の主治医の先生と退院に向けての面談でした!!

私の認識不足だったのですが、結構前に、父は免疫抑制剤を処方されておらず、もう、発酵食品もお刺身も食べて良い状態になっているんだとか(笑)

実は、一時外泊時に
「こそっと」お刺身を食べたり
「こそっと」梅干しを食べたり
と、こそ悪をしていたんですけど
実は主治医の山本先生はお見通しで

『知ってましたよ!!だって雅造さん、外泊すると元気になって、「イヒヒ!!と悪さをしたゾ」という顔をしてましたから、そんな事だろうと思ってました』
と言われ、父も大笑い(ノ´∀`*)

薬も朝だけで、量も少なく、腹水を抜く間隔も長くなって来ており、「もうそろそろ退院が見えてきましたね!!」と言ってもらえました(*˘︶˘*).。.:*♡

父の非常に前向きで、突き抜けたストイックさについて余談ですが、先生はこんな事を仰っていました…

『薬の効果も勿論あります。
でも白血病だけでなく
途中、脳炎や肝炎にかかり
それを短期間で克服していく様子をみているとそのヤンチャで宇宙人みたいな性格が
吹き飛ばしたようなところが
あるように思いますね…』と。

やっぱり父は
宇宙人なんだ〜👽

面談の後、13階の無菌ルームで二度目の移植に臨んだ戦友を励ましに行きました

『夢拓さんに会うと本当に元気になるんですよー!!
いっぱいエネルギーを貰えて!!
夢拓さんは、僕らの鉄人28号ですから!!』
と戦友と父は、ずっと手を握り合い、時に大笑いしていました♡

70歳で白血病になり、果敢にチャレンジしたからこそ出逢えた仲間!!

この病院へ来て本当にたくさんの病の克服に立ち向かう皆さんと、それを支える素晴らしいご家族に出逢えました…

父の人生はここを岐路に大きく大きく変わっていく事と思いますし、人に勇気とユーモアとエネルギーを渡す伝道師になっていくんじゃないかなと思います…(*˘︶˘*).。.:*♡

100年ライフは必ずしも健康で続く100年とは限らない…

医学の進歩により
様々な治療により
負を背負いながら
自身も立ち向かい
周りの人に支えられ
過ごしていく100年なのだろう…

父の立ち向かう姿は色んなメッセージを周りにいる私たちにくれている…

若いときの命の時間の使い方…
生きがいや生きるとは何か?

誰からも愛され
笑顔を向けて貰える父は
病人でありながらも
どこか人との触れ合いの時間を
存分に楽しんでさえいる気がした…

父にフォーカスし、RINDA foundationは「生きやすさ」を追求してこれからの100年ライフを応援する企画をしていきます…

 

私たちの未来に
父を通じて希望を届けよう

投稿者プロフィール

有川 凛
有川 凛
財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表

2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。

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