2015年10月に訪れたインドの貧しい村…
あの日、抱きしめて抱きしめて泣いた。
インドで私は何度泣いただろう。
発展すればするほど物価は高騰。労働者の給与はさほど増えず、富はどんどん富裕層に集まる。様々な市場やスーパーの物価は日本とほとんど変わらないのに、ありえないほど薄給なのを聞いてびっくりした。
「どうやって暮らしているの?」
全く想像ができずに私の頭の中はおかしくなる。
インド人パートナーは私にそっと告げる。
インド人パートナーは貧しい村に工場を持つ。そこは貧しい村だった。そこで働く若い女性が私にとびきりの『チャイ』を出してくれた。レモングラスの味がして、どのチャイよりも美味しかった。
シャワーを浴びれば思い出して泣き、叫びたい気持ちで一杯になり、出す言葉も思いつかず、ただ亡くなった母を思い出し「お母さーーーん」と泣いた。
そこにはもちろん、答えはない。ただ自分に言い聞かせ信じることしか解はない。
『足るを知り、己を知り、相手を知り、今の自分に出来る事を一つずつ一つずつ前に進めていきますね。家族を一番に大切にして、周りの協力者と手を繋ぎながら一つずつ一つずつ愛情と智慧をもって前へ進めていきますね。お母さん』
残りの命の時間を私はただ大切に、1%の富が集中する世界でその1%人達に買ってもらえる価値ある物を生み出し、そこで得たお金をあるべきところへしっかり循環させていきたい。
その先には教育、そして、マイクロファイナンス、様々なミッションが待っている。どこまで出来るかなんてわからないけれど、出来る事を一つずつ一つずつ着実に愛情深く貫きたい。
素晴らしい協力者とともに。UNIONの人達とともに。
そんな事を思ったあの日…
こうやって綴り、心に残す事が次へ繋がって行くと信じて私はこれを書く…
投稿者プロフィール
-
財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表
2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。
最新の投稿
- ─ いま・ここ・私2023年4月1日エリーゼのために♪
- + 屋久島の旅2023年1月21日屋久島の旅…4日目…Vol1
- + 屋久島の旅2023年1月21日屋久島の旅…3日目(森林セラピー)
- + 屋久島の旅2023年1月20日屋久島の旅…お宿編