誰もが気持ちよく働ける環境を目指して

カテゴリー: ─ RINDA foundationのこと

公開日:2018.04.17

今日は伸こう福祉会の『クロスハート・幸 川崎』という介護施設の見学、そして、打ち合わせをさせていただきました。

この施設は、もともとは学校でしたが、廃校になった跡地を利用して介護施設が建てられました。特別養護老人ホーム、ショートステイ、働く介護士のお子様の保育ルームなどが組み合わさっている複合施設です。

この施設に住む居住者は、基本的に施設以外の場所に遠出できないという事で、一階をあえて居住スペースとは別空間のようなデザインにし、施設内で気分転換ができる設計にしているなんて、素敵ですね

ここには、日中、施設の関係のない人も自由に出入りができ、カフェテリアなども利用することが出来ます。

職員として外国人の介護士、障害者を持つ方、高齢の介護士など、様々な立場の人が、補い合う形で楽しそうに風通しよく働いているのが印象的でした。

閉塞感のない施設…

途中、居住者のおばあちゃんにも
お部屋を案内していただいて♡

こういう地域社会になっていくと良いな
と元気をいただき、物凄く温かい気持ちになりましたよ♡

 

外国人技能実習生の「介護部門」には欠かせないテキスト

介護施設への見学の後は、一般社団法人 日本介護職業能力育成機構の本宮理事とお話させていただきました。

テキストなど拝見させて頂いたのですが、外国人向けに対応したあらゆるノウハウがこれでもかと言う程に詰まっていて、外国人技能実習生の「介護部門」には欠かせないもの!!

感動的でした

2025年問題。
「38万人の介護ケアー人材不足」の話に及ぶと、「いやいや有川さん。実際にはもっと膨れ上がると思いますよ。予測では50万人以上でしょう。もう本当に待ったなしの状況で、本当に外国人の方に入っていただかないと、とてもじゃないけれど追いつかないのです!!」とのお話でした。

余談ですが、他のアジア諸国、例えばベトナムやフィリピン、カンボジアなども日本への送り出しをしていますが、そもそも人口のパイが少なく、加えて近年、どこも急スピードで、少子高齢化への道を辿っている現状があります。

例えばこれまでタイは日本に送り出していましたが自国の高齢化が進み、労働力不足から送り出しを止めています。ベトナムなども、人口動態的に送り出せるのは、あと3年位とも。

一方で、人口がこれからもまだ2055年までは増えると言う『インド』は、日本だけでなく、どの国にとっても頼みの綱なのが伺えました。ここから、インドに私とラジクマール氏が財団法人を作った意味が生きてくるのだと思う。

いや、活かすんだ!!

そしてどういう形が外国人技能実習生や、受け入れる側として良い姿なのか、みんなで愛ある智慧を寄せ合って考えていきたいものです。

投稿者プロフィール

有川 凛
有川 凛
財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表

2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。

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