オンラインでつながろう

カテゴリー:つれづれ

公開日:2020.05.21

今、子供達とオンラインでつながって色々な試行錯誤をしています。

これがとっても楽しいです。

はじめのチャレンジは「オンライン自習会」

休校中の姪っ子と自習会をしました。オンラインの画面上でつながって、ただそれぞれの自習をするだけのシンプルな取り組みです。こうして誰かの存在を感じることで自分の学習や課題に集中して取り組むことができます。よくカフェや図書館で勉強や仕事をしている人がいますが、そのイメージです。ちなみにボク自身、家にいるとだらけてしまい何も手につかないタイプです。なのでこの自習会はボクにとっても有意義な時間でした。仕事がサクサク進みます。

次は、「オンライン保育?」のチャレンジ。

友人の子供3歳とオンラインでつながってみました。小さな子とオンラインでやり取りはどうなるか少し心配もありましたが、楽しい時間でした。

彼が最近夢中になっているという紙飛行機を折って飛ばす様子を延々と見せてくれたり(笑)飼っているカエルを見せてくれたり、ケンパや逆立ちを披露してくれたりしました。ボクはお母さん(=友人)と雑談しながら「おー!」「すごーい!」「もう一回!」と見守っていました。

小さな子供たちにとっては、公園で遊べないことはもちろんですが、公園で一緒に遊ぶ他の子やそのお家の人とコミュニケーションが取れないことがストレスです。その分の伝えたい、見てもらいたいをお母さん1人で受けとめるのもなかなかハードなことです。オンラインでもこうして子供の「見て」「聞いて」を受け止めてもらえるということは子供はもちろんお母さんにとっても救いなのかなと感じました。

そして「オンラインワークショップ」

キャラクター作りと物語作りのワークショップを行いました。(それぞれのワークについては、別途まとめようと思います。)経験やコミュニケーションが不足している子供達が、楽しく活動できる場を用意することをめあてにプログラムしました。また、物語を綴ることは自分の内面を振り返り、未来を描くことでもあります。無意識にある不安や心配を物語を書くことでポジティブに発散できるんじゃないかなと考えました。こちらも思った以上に子供達のノリが良く面白かったです。オンラインなので一人一人へのサポートに不便を感じますが、家に1人で他人の評価を機にすることなく作品作りに没頭できるのはとてもよかったです。ちょうど今、子供達は、来週に向けて作品を作り続けています。完成したものはオンラインで読み合いコメントも書きあう予定です。

・・・と、こんな感じで試行錯誤しながらオンラインの可能性を探っています。その中で感じたことは、子供達にはコミュニケーションが必要だということです。

学校や習い事が休みの今、コミュニケーションの量も相手も限られてきています。子供達とオンラインでつながっていると、堰を切ったようによく喋り出します。おやすみ中のこと、いま考えていること、お家での出来事、不安、これからのこと。。。話したくて仕方なかったという様子です。

オンラインでの取り組みはなれないことも多くありますが、うまくいかないことがあってもそれはそれでいいのかなと思います。完璧なプログラムを用意する必要はなく、とりあえずつながってみる。おしゃべりしてみる。それくらいの気持ちでいいのだと思います。とにかくまず流行ってみる。つながってみる。それだけで救われるものがあります。

ボクもしばらく、あれやこれや失敗しながら取り組んで行こうと思っています。

投稿者プロフィール

トイトイ
トイトイ
ボクは、トイトイ。
ごくふつうの町のごくふつうの学校でせんせいをしている。
「せんせい」と呼ばれるのは少しくすぐったくて、
子どもたちからは「トイトイ」って呼んでもらっている。

ここで話すのは、ボクが子どもたちと一緒に見聞きしたこと。 学んだこと。考えたこと。
そんな何気ない日常のひとかけら。
ごくふつうの日々だけど特別で大切な言葉で綴られた物語。

【とし】「お兄さん」から「おじさん」と呼ばれるようになってきたぐらいの年。
【すき】あるく。ラムネ。本。料理。
【きらい】すぅーっとするもの。
【学ぶ】ことば。てつがく。

Copyright © トイトイ先生のつぶやき All Rights Reserved.

ページTOP