とあるお母様が
私に言った言葉、その背景にある考え方が
凄いなと…
何かというと
【慧がある女の子を泣かしてしまった…】
なぜ泣かせたかと言うと
結果的に息子が手を出したからだ…
これには背景があり
どうして手を出すにいたったかというと
ある男の子が
慧の物を取った…
それを嫌がった慧が
その子に「返して」と言ったが
一向に返さない…
それを見た隣の女の子が
「どうせ勉強できないんだからいらないでしょ」
と慧にしつこく絡んで来てしまった…
取られるわ、
触れてほしくない勉強の事をしつこく何度も言われるわで、慧は自分は悪くないのに何でこんな気持ちにならないとならないんだ!!
と気持ちが抑えられず、
思わず手が出てしまったらしい…
すると女の子は泣いてしまった…
後にそれを私は知るわけだが
お母様に謝ったわけです…
するとお母様は
真逆の反応をするわけなのです…
「謝らないでください!!
逆にこの出来事は娘にとっても私にとっても
チャンスだったんです。
慧くんは真っ直ぐで心が先に出てしまう子供だと思うんですよ。
ところが娘は私が押し殺し過ぎて、顔色を見たり意見を言わないところがあって、自分が困ったら泣いて解決しようとするところがあるんです。
なので娘には逆に、こう言ったんです。
『貴女は泣く事で、周りの子どもたちに味方になってもらえて、幸せだったかもしれないけれど、その時、慧くんはどうだったと思う?
誰も味方になってくれる人がいなくて一人ぼっち。貴女が泣いてしまったことで慧くんは一人ぼっちになってしまったんだよ。
その気持ちを考えてご覧なさい。
きっと貴女なら耐えられなかったでしょ?」
娘はこの事でよく考えるきっかけになったんですよ!!と…
私は想定外の返事に
ただポカンとしてしまい
このような物事への受け止め方をなさるお母様にただただ素晴らしさを感じ、学ばせていただけて…
子供というのは親の鏡で
育てたように育つわけですが
手荒な育て方をしている私には
色々と息子の育ち方に
ハラハラしながらも
子供を介して、いつも教えられることばかり…
慧の周りには
本当に素晴らしい人が沢山いるなと
私以外の人たちの温かな心で
見守られている事を
有難く思います…
親が心配しなくても
あの子はあの子で
自分の生きやすい世界を作っていくんですね…🍀
投稿者プロフィール
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財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表
2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。
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