SDGsカードゲームで再認識したこと

カテゴリー:いま・ここ・私

公開日:2017.03.30

SDGsカードゲームのセミナーに参加してきた。
SDGsとは「世界のリーダーが2015年9月の国連サミットで採択した持続可能な開発のための17の目標」のこと。この17の目標を地球に住む人が「同じ地球市民」となって、達成するためのチーム制のゲームと言ったらいいのかなー。

私達のチームが引き当てたカード(ミッション)は『大いなる富』。実は私が一番「うぇ!!!」となるミッションだった。どんなやり方でも、とにかくお金を自分のところに集めてくることがミッションで、お金は目標の二倍以上が集まった。

でも達成したミッションのカードを、ずらずらと並べたら
「児童労働でお金を集め」
「天然資源の掘削技術に投資する事でお金を集め」
「ウィルスワクチンを開発する事でお金を集め」

とにかく、お金はドンドンどんどん簡単に集まるが、私の心は集まれば集まるほど苦しくて苦しくてしんどくなってしまう。

チームの人はお金が集まり、一番にミッションがクリアーできたと喜んでいる。確かに目標は達成するもの。特にゲームですから現実ではないので割り切れば良いのだ。

でも途上国を歩き、実際に曲がりなりにも見ている私には釈然としないものがあり、目に涙がたまり始めてしまった。でもね、ここで色々と再認識ができて良かった。

破壊と創造を繰り返してきた父性文明は終焉。母性文明の始まり。そして、このカードゲームでSDGsのことを知らない人は色々と知るきっかけになると思う。

同じチームの人から『有川さんって、本当に本当に心が綺麗な人なんですね。僕が悪い人に思えてきました』と言われてしまう場面もあった。

そうそう、私って繊細過ぎるんだぁ〜(笑)

 

投稿者プロフィール

有川 凛
有川 凛
財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表

2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。

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