日野市の小学校でのプログラム(最後の授業)

カテゴリー:RINDA foundationのこと

公開日:2021.12.24

12月21日は
日野市の公立小学校で導入していただいた
「こども物語づくりリレープログラム」の

最後の授業でした…

約100名の子どもたちが
誰一人取り残されることなく
それぞれにある幸せの種を開かせて
世界中でたった一つしかない
オリジナルの冒険物語(人生脚本)を

完成さました…

ここに至るまでに

色んなドラマが産まれました…

子どもたちにも
先生方にも
私たちメンターコーチにも
ドラマが産まれ

それぞれが確変して行った13コマでした…

全てはお話できないのですが
今日は、ある男の子のお話を

したいと思います….

その男の子は
「あいうえお」という文字さえも

おぼつかない子どもでした…

でも
ただ彼のそばにいて
授業の進行ではなく彼のペースにあわせ
彼の心と手を繋いでみると
「文字が書けない」のではないことに

私は気づくことになりました…

彼の中には「文字を書く理由」が
これまでは「なかった」と言うことに

気づきました…

かつての我が子、

長男を見守っているような気持ちでした…

そんな男の子の発火点となったものは
「12個の問いかけ」の「大切にしているもの」という問いかけでした…
そこをトリガーにして
彼の心の世界に入り込んでいく
問いかけや言葉がけを
一つずつ、一つずつしていくと

そこから様々な物が見えてきました…

気づいていく一つ一つに
男の子と心を寄せ合って
一つ一つを確認し
まるで紡いでいくように
一緒に繋げていくと
未来にアクセスしはじめて
彼がありたい未来へと
ドンドン繋がって

広がっていきました…

こんな風に自分への質問から
一緒に紡ぎ
未来へとアクセスして

産み出していく「マイキャラクター」の像…

そして、そのマイキャラクターが
ただ幸せになることで
自分の周りにも、
こんな幸せを届けられると
リアリティーをもって
イメージができた男の子は
急にスイッチが入ったかのように

みるみる変わっていきました…

いつもは俯き加減で
「授業なんてつまらない」と思っていたのが
嘘のように顔から消えていき

笑顔になっていきました…

するとどうでしょう…

男の子は自ら鉛筆を持ち始め
私に最初に聞いてきたことは
「な」はどう書くんだ?

という声がけでした…

丁寧に大きめの字で
「な」と書いてあげると
ニコっと笑って
そこから一文字、一文字、

文字を書き始めたのです…

「文字を書く理由」が見つかったのでしょう…

これまでは
漢字など書くことがなかったその男の子は
ドンドン漢字も書きたがり
授業の中でも手をあげて発表する様になり

友達と楽しそうに会話するようになりました…

授業の中では
ネガティブな呟きをする子どもも現れますが
そんな言葉に
その男の子は大きな声で
「書けるよ!書こう!」と
クラスをエンパワーメントするような

言葉がけをするようになっていました…

気づけば
13コマの授業の中で

大作の物語を完成させていました…

自信に満ち溢れていました…

この男の子の事例は
実は特別な事ではなく
そんな風にスイッチが入っていく子どもたちが

あちこちで出現していった13コマの授業でした…

気づけば、
どの子もイキイキと

その子らしい物語を書き上げて行ったのです…

そんな風にして
それぞれが
完成させた物語を
読み合って
それぞれにファンレターを書きあうという

最終授業が12月21日にありました…

そこにあったのは
13時間かけて
それぞれが一生懸命作り上げた物語を
尊重しあうように

真剣な眼差しで読み合う姿…

そして
読んだ作品に
それぞれが
心を込めて

ファンレターを書き合う姿でした…

とてもとても

感動的なフィナーレでした…

写真は、そんなみんなが
自分の作品を持ち

全員で撮った記念写真です…

「リンちゃんとダーリン」というキャラクターは
あっという間に、子どもたちの人気者になり
最終日は、そんなリンちゃんの姿に私は変装して
登場させて頂きました!
このプログラムは
日野市平山小学校から
次は、港区の青南小学校へバトンが渡され

2022年の2月からスタートします!

【最後に】

 今回の学びから、学校の先生方へ
 届けたい私たちの思い

今回、3週間に渡って毎日、学校に通わせて頂きましたが
学校では毎日のように些細な事から、子どもたちの間で

あちらこちらで、出来事が起こっていました。

そんな子どもたちへの気配りを四六時中されている先生方に触れ
感謝の気持ち、そして脱帽するしかありません。
私たちはただ、そんな先生方のご負担を少しでも下げたいと思っており
少しでも子どもたちの「生きる力」に繋げることができるような
プログラムを、これからも改良し、先生方に寄り添う形で先生方を

サポートし、子どもたちに真心をお届けしたいと思っています。

なぜならば、そうさせていただける事で、忙しくて見えてこなかった
「子どもたちが持つ種」に、まずは子どもたちや先生方へ、そして
出来上がった物語を通じて親御様にも、気づいてもらえるような
そんな小さな幸せの種のプレゼントを渡せたらと、ただ願っている

からです。

「生きやすさのイコールな世界を目指して」

SMILE
〜Sharing Miracle In Life Everyday〜
たくさんの子どもたちに
このプログラムが届いていきますように🎄

投稿者プロフィール

有川 凛
有川 凛
財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表

2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。

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