私の息子である「石丸慧」くんは、現在9歳。
小学4年生です。
小学3年生のときに、親元を離れてオーストリアに渡り、1ヶ月間のスキー合宿に参加しましたが、4年生になったこの冬も、2020年10月25日から約2ヶ月間、オーストリア・スイスでのスキートレーニングの合宿に参加しました。
その時の動画記録を
数回に分けてお届けしますが、今日は2回目の配信です!
っと・・・
その前に!恒例の
「よく私が、お母様たちから頻繁に質問されることについて」
お答えします!
<よくある質問(その2)>
Q. 息子さんの「スキー」をやるキッカケはわかったけれど「どうしてそれが才能だとわかったの?」
「スキーが彼の才能か?」と言われたら、正直、私にはわかりません。
でも、スキーが彼の「究極のツボ」(スイッチ)だったことは確かだと思っていて、
「その「ツボ」を知るのに見逃さなかった「ある事件💦」のこと」を
お話しすると、もしかすると他でも応用ができるかもしれないと思うんです。
なので、そのことをお話しますね。
前回お話した通り、慧くんがスキーを始めたのが、
「2歳半くらい」でしたが
「生まれてから2歳半までは、どんな子どもだったのか?」
というところを、少しお話しさせてください。
一言で言うと、めちゃくちゃ動き回る「活発な子」でした。
ただ、「生後7ヶ月くらい」だったかな〜…
ある「不思議な癖」を見つけてしまったんです…
━━━━
Q.え?不思議な癖。それって、どんな癖なんですか?
━━━━
ーーーーー
「自分で定めた成し遂げたい何か」が目の前にあって、
それが自分自身でできないと「頭をガンガン床にぶつける」
ーーーーー
癖でした。
もしかすると
「普通に赤ちゃんにはよくあることですよね、それって!」と
流してみることもできるんですけれども
みょうに、私は「気になった」んです。
その癖が。
これってなによ?
みたいに気になって・・・。
言葉も発せられない我が子に対して最初は
「癇癪持ちなのか?」
「変な子だなー」
「手に負えないわー」と
「あまりにも激しい表現をする子」という印象しか持っていなかったんですが
とはいえ、
それはそれで、無理に「あって欲しい姿」に矯正することもなかったんです。
ただ、見てましたwww
とかいいながら、内心、
「社会性としてこれで良いのか?」という迷いの心は
「ある時」を越えるまでは在り続けるんですけれども・・・。
━━━━
Q.ある時ですか?
━━━━
そう、ある時までですね。
子どもって体が成長し、歩けるようになっていくと
言葉は喋れなくても、表情が増え、体全体で感じ取らせる様子というのか
非言語での表現が、どんどん増えていくじゃないですか。
マイワールドの色というのか「オーラ」を出すんですよ。
━━━━
Q.確かに、非言語での表現、増えますね。
ちなみにどんな表現が増えたんですか?
━━━━
慧くんの場合は強烈な表現なんですけど
ーーーーーーー
「自分がこれ!」と見つけた一つのことについて、
しつこいくらい執着して徹底的にやる姿
逆に「自分が全く関心がない」ことには、見向きもせず
強制してさせようものなら、何十時間でも性懲りも無く
徹底的に泣き続ける姿
ーーーーーーー
でしたね。
これを私は、「彼らしい特徴だ」とキャッチしたんです。
それがわかるようになってきまして、
その時点で、私は「意志がはっきりした子なんだな」と
そんな彼を完全に信じたんです。
そしたら、それまで心のどこかにあった
「あって欲しい姿へ矯正したい心」を手放してました・・・。
だって、
ーーーーー
外圧に屈せず
意志を貫くとんでもないエネルギー値の高さ
ーーーーー
が彼の性質であり、強みなわけですから
それを受け止めることからしか、何も始まらないじゃないですか。
正直、めちゃくちゃ「めんどくさいやっちゃ」ですwww
なんせ、親のいうことなど、「聞きません」から。
でもですよ!
その時、同時に思ったんです。
〜〜〜
ん?待てよ!
これって、この子の、本当に望むスイッチさえ見つけてあげれば
とんでもない「威力」で昇りつめるということなのだよね?
〜〜〜
と。
そんなことを、彼が1歳くらいの時に感じ取って、信じたんですね。
そしたら、どうなるかというと
私の脳の中は
「スイッチ探し」がゴールになるわけですから
とにかく
ーーーーーー
彼が没頭することはある意味、なんでも好きにやらせ続け
息子の「観察」
そして「待つ・待つ・待つ」の繰り返し
ーーーーーー
をし続けるわけです。
ほぼ、息子に、かまいませんでしたwww
そのおかげもあって、
ーーーーーー
なんじゃ、この没頭の仕方!
他のものとは、全く違うぞ!
ーーーーーー
という瞬間を見逃さずに見ることができたんだと思います。
━━━━
Q. それってなんだったんですか?
━━━━
それが「スキー」だったんです。
「他とは格段に、没頭の仕方が違いすぎた」んです。
━━━━
Q.何が他とは格段に没頭の仕方が違いすぎたんですか?
━━━━
何が違ったかについては、「ある事件」の話をしないといけないので
まずは、その前振りをお話しますね。
慧くんは、私たち親に連れられて、2歳半くらいの頃から
毎冬、スキーに連れられて行っていたわけですけども
前段でもお話しした通り、生まれ持った性質として
「自分の力で掴み取りたいという欲求の強い子」でした。
なので基本的な滑り方を夫に教わったあとは、
「早く、父ちゃんのように上手に滑れるようになりたい」という強い欲望から
自分で頭を撃ちながら見様見真似で「型」を掴んでいっていました。
3歳くらいの頃には、山の天辺から下まで、直滑降ですけれども
猛スピードで滑り降りれるようになっていて、
その頃に、「ある事件」が起こったんです。
リフトって基本的には、小さな子どもの場合、
大人と一緒に乗ることがルールになっていることが多いんですけれども
一人で天辺から下まで滑れるようになった慧くんは、
全速力で上から下まで降りてきては、
一人でヒョイヒョイ、リフトに乗り、
リフトに乗っている間は
「このゲレンデで一番滑りが上手な人を探して、
目を皿のようにしてひたすら観察をする」ことを
していました。
そして天辺に着いたら、また一番上手そうな人を探し、
見つけたらその人の後を追って
その人の真似をして、滑り降りていく。
そんなことを延々としていましたね。
それはいいんですけども、問題は、
ランチの時間以外は、全く休憩もせず
明けても暮れても、とにかく滑りっぱなしで、トイレにも行かず。
ーーーーー
そう、トイレにも行かない!
ーーーーー
あれ?おかしいな。
って思ってたんです。
「トイレは大丈夫?」
と言っても「大丈夫だ」と言って、ニターとしながらそのまま「リフト」へGO!
夕方になり
「もういい加減、帰るから、ブーツを脱ぎなさい」
とブーツを脱がせたときに、その事件発覚ですよ!
なんと、スキーウェアーのズボンが、ズブズブに濡れてるんですよ。
ーーーーー
この子、ウェアの中で、何回もオシッコしてるわーー。
ーーーーー
普通だったら、怒ったりするところなんでしょうけれども
あまりにも可笑しくて、私は大笑いしてました。
だって
「人間の生理現象という時間を惜しんででも、スキーを滑っていたい」んですよ!!
寒かったに違いないんですよ。
なのに、何度もやっちゃっててwww
あーーーーー。
これこそが、
彼が何かを追い求め極めていくための「究極のツボ」(スイッチ)に違いないと確信した私は、もう愛おしいやら、可笑しいやらで、大笑いして!
「他の何かとは、はるかに「没頭の仕方」が違った」というのはこのことで、
スキーの分野に精通しているわけでもない ド素人な私と夫であっても、
これを目の当たりにした私たちは
「慧にスキーをやらせてあげおう」という流れができたわけです。
「子どもの没頭」というのは、大人でもそうかもしれないけれども
大体が、度をすぎると「飽きる」。
それでも、飽きもせずにやり続けるには、その「先」というのがその子にはあるんだと思ったんです。
だって、その「先」が見たくないですか?
私は、その先が見たいと思ったし、そこに面白さを感じたんです。
まさか、
「スキーでオリンピックに出て、金メダルを取るんだ」などと言い出すとは、予想だにしていませんでしたが。
息子は最上位が好き。
そして、どうやらある一筋の「型」を極めたくて登るけれども、極めた先で型を破り、自分の「型」を作って極めていくことが好き。
だったら、今、見つけた「そのツボ」をスイッチにして
まずは「上り詰めたらいい」と。
自分で頭打ちながら、幹となる「型」を作っていけばいい。
そこから枝葉は広がるからと、そう思って。
あっ、オシッコの話は、ここだけの話に。
そっとしておいてあげてくださいね。
9歳というお年頃ですから。
だって、自然なことじゃないですか!
【お・し・ま・い】
ーーーーー
◆3回目は、
「小学校に入学し、私と息子に立ちはだかった「ある壁」とは?」
についてお答えします。
ーーーーー
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では、早速、石丸慧くんの動画を公開です!
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今回は、ヨーロッパ遠征が始まったばかりの2020年10月31日の動画です。
オーストリア🇦🇹、Kitzsteinhornでのスキートレーニングの様子を
お届けします!
お楽しみください♪
チェケラッ!
<これまでお話しした「石丸慧 物語」はこちらです↓>
投稿者プロフィール
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財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表
2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。
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