兄と弟

カテゴリー:子どものこと

公開日:2019.05.07

ここのところ特に
兄 慧にフォーカスした投稿が多い…

では弟 諒はと言うと…

実は諒にフォーカスを当てると
何が起きてしまうかというと
途端に慧の全てを奪い取るくらいの威力が
小1にしてある…

知的能力の高さ
身体能力の高さ
次男坊だからなのかなんなのか
どこで身につけたんだかわからない
処世術の高さ
そして、あの愛くるしいルックス

慧と諒を同じ場へ置くと
途端に諒は皆の心を鷲掴みしてしまうんだな…

そして挙句に
息子たちがいない時にコーチにも
「実は諒くん…
物凄いもの持ってますね…
彼はひょっとすると
ひょっとするかもしれませんね…
良いんです…
素直ですっと入る…」

「しかも背丈が大きい!!
これはどんなスポーツでも
同じなんですが、最高の武器になる」

あーーーぁ…
やっぱり見抜かれちゃってるな…
諒の凄さ…

吸収力のスピードと落し込み力が半端ないから
みるみる上手くなるんだよね…

だから慧は空気で気づくんだよね…

「ヤバイ」って…

でもさー、慧くんよ!!
あんたにしか持っていない物を
貴方は持っていてね…
それがまた凄いんだよ…

だから貴方はただドンと構えていればよくて
なぜならば
貴方の「光」の威力は
諒の「光」のそれとは種類が違うから…

慧の「光」は
じっくりじっくりと
滲みでてくるのが特徴だから
どうしても時間がかかるんだよ…

だから傍目には分かりづらいし
画一的な集団教育をしがちな学校へ行き
ある一定のルールが「正」だとされる環境では
下手をすると損をする…
場合によっては、完全に芽が摘まれる…

なので集団指導ではなく
自分のペース、型で寄り添ってもらえる形の
個別指導が非常に向き、彼はスムーズに受け入れ、吸収力を格段に上げる…
それは、勉学であっても同じ事…

これは我侭なのではない…
「特性」が他と違うだけのこと…

ただ一度、湧き出したら
凄いものがあって
何者も突き抜ける突破力があるのは
間違いないと確信している…

そしてそうなった時
慧が掴み取れるものはと言えば
「胆力」…

貴方が持って産まれた使命というか
命の使い方って
持って生まれた特徴を見ていると
どうも、それを掴みに行くことじゃないかな?
そのカードを手にして世のために使っていく…
そう思えてならないのだよ…

さてさて・・・。

さっき諒と慧では
光の種類が違うといったけれど
人の種類の縮図のように見える「花」を知ってみるといいかもしれない…

お花でも色々あるよね…

例えば
パンジーみたいに沢山の花を次々に咲かせて長い期間、花期を楽しめるような可愛らしく育てやすい一年草、そして二年草…

一度植えると毎年咲いてくれる多年草や宿根草…

そういう草花もあれば
逆に「月下美人」みたいに、一年に一度、そして一晩しか咲かない花もある…
「リュウゼツラン」みたいに50年に一度しか咲かない花もある…

それぞれの草・花にはそれぞれの魅力があり、育て方も育ち方も、花としての「美」のポイント(魅せ方)も種類によって、全然違う…

そして
息子が所属するスキーチームの
コーチを通じて知ったのが
「フォースタンス理論」という運動特性…

このフォースタンス理論で
慧と諒を棲み分けると
慧はクロスタイプのA1
諒はパラレルタイプのB1
という「真逆のタイプ」に分類される…

この特性を知らずに同じように
運動能力を伸ばそうとすると
全く伸びないらしい…

花で言うと
誰にでも親しまれる一年草と
一年に一度しか咲かないけれど魅力される花くらいに種類が丸っきり違う…

同じ親から産まれていて、顔も似ているが
持っているものが丸っきり違うと
最初から、そう見てる…

そして私や夫という
親の位置づけについて触れておくと…

親と言うのは所詮は息子の「フォローワー」に過ぎないわけで
だからフォローワーとして
何を考え、心を寄せるのかと言えば
例えば長男で言えば、
彼の深いところにある
「渋み」や「深み」といった「良さ(特徴)」をまず捉え、その周期が大体どのくらいなのか、
その周期を長い目で見極めて
開花させるタイミングをはかる…

花で言えば一年に一度、一晩咲くような花だから、それに見合った土壌を耕し、それにあった環境を整え、開花するとただ信じ、花が自ら咲こうとする「キッカケ(気流)」をどうやって作っていくのか?
をフォローワーとして、しているだけ…

環境は作れても
自らが「咲こう」とするキッカケ(気流)が
とても大事だと思っていて
だから環境づくりもさることながら
「どうすれば
彼がワクワクする飛びたくなるような
気流ができて
波に乗れるのか?」
にフォーカスして、動いてる…

だって
自分に合った気流に乗れないとさ
たとえ環境が整っていたって
ちっともワクワクしないし
楽しくないし
第一、自分を生きてる心地がしないんだもん…

そこだよね、大事なの…

そこをフォローワーとして
家族として共に生きる中で
場や人との出逢いのアレンジ、
そして、その場その場で適切な悟りの言葉を投げかけること…
後は、ただ先を生きるだけの親の背中を見せ…

そんな繰り返しで
それぞれの良い氣の巡りが起こる気流を作って
出来るイメージを思いっきり描かせて
「これ、飛べるぜ!!」
「あれ、飛んでる!!飛んでた!!」って
その感覚を体現する「今」をちょっとでも
フォローワーとして一緒に作ったら
その後は、コツを徹底的に自分で掴んで貰えるまで、一人で飛んで飛んで飛びまくって…

人は所詮、
幻想の中で生きているようなものだと思うから
氣の持ち用で180度変わるわけで
気持ちを上向きに上昇させる事を
面白がろうぜ!!のスタンス…

だからそんな「気脈づくり」を
私たち夫婦は
家族全員で
面白がってやっていて
それをただ
ドリフトしているに過ぎないのだけれども…

魔法使い族(笑)

きっと、、、
そうだな〜、、、
「遠くない今」、慧は気づくはず…

弟の存在が、いかに自分にとって
「強いこと」なのかを知ることになると思うんだ…

近視眼で諒を見れば
笑っちゃうくらい
ずるい事をするよね…
そうやって自分を守ってる…
ある種の弱さ…

慧は愚直過ぎるぐらい正直で
不器用だなと思うけれど
それを見せられる強さがある…

でもね
諒を見てご覧よ!!
いざとなるといつもあれは兄を守る…
フォローする…
そんな諒も知っているよね…

諒の目はそう語り、
心はよくわかっているんだよね…

まるで
私の兄と私を見ているようだなと
思うこともしばしばあるし…

慧は慧で
諒を思いっきり、諒の大きな力になるって…

私がその頃、
生きているのかわからないけれど
いつの日か
なぜに兄弟として産まれたかの「意味」を
気づき
味わえる日が、きっとくると思うんだ…

その日がとっても楽しみなんだな…
(*˘︶˘*).。.:*♡

[本当にあった笑い話(余談)]
今は昔…

長男が小学1年生になり、
最初の面談の時の事…

その席で息子について担任から
ありがちなオーソドックスな指摘とアドバイスをいただいた…

「慧くんは○○というようなこと(習慣)ができなくて、このままだと、勉強もついていけるかどうか…小さい内に、ご自宅で無理にでもやらせる事がとても大事になってきますのでお願いします…
そうでないと心配です」とかなんとか…

細かなセリフは覚えていないが兎に角、「あー、悪気はないのだろうけれど、それじゃー息子の特徴を全然見てなくて、特徴や種類も知らない癖に木の形だけを見て、ベルトコンベアー式に枝葉を切って見た目を揃えて生きさせようとするアドバイスだなー」と感じたんだなー。

そこで私はド阿呆になり
「あーーー先生、大丈夫です。
息子、天才ですから!!」
と笑って交わしたわけですけど、
そのセリフを聞いた担任は
『この親、気でもオカシイのか?
それとも疲れているのか?』とか
思ったたらしい(笑)

私も本気で息子が天才とか思ってませんけど
このご時世において
せっかくオモロイ遺伝子を沢山持って産まれているオモロイオモロイ息子なのに
先生という聖域パワーで
大量生産型のちっとも面白くない
可哀想な息子にしてもらっちゃ困るわよ!!
能力開発の引き出しの少なさと経験不足が原因で、芽が積まれるなんてたまったもんじゃないわ!!
息子の人生がどうなろうと所詮、教師は責任取らないわけだしね!!
なんて思い、咄嗟に狂ったセリフが出てきただけなんですけれども…

私のこの一撃と、
直後にあった学校公開で
サムライルックの作務衣と雪駄を履いて
軸足ブレない夫に
次男坊を連れてグイグイち行って貰った事で
担任の息子を見る目は
一瞬にして変えていただけたわけだけど、

あの指摘とアドバイスを真に受けてたら・・・
担任の先生が息子を見る視点を変えてくださらなかったら・・・

間違いなく息子は、
登校拒否児になっていたな…と思う…(笑)

そのくらい
出逢いの質というのは
すべからく人生に大きな影響を与えるんだよね…

くわばらくわばら(笑)

投稿者プロフィール

有川 凛
有川 凛
財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表

2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。

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