みなさんは「ディスレクシア」という言葉をご存知でしょうか?
「障害の一種」と捉えられているのが一般的ですが、私には
そういう捉え方が全くなく「凄い才能」「凄い能力」だと思っています…
というのも、その才能を持つ息子がいるから、そう思えてならないのです…
ディスレクシアが有名になったのも
ウォルト・ディズニー、スティーブ・ジョブズ、ジョン・チェンバース、チャールズ・シュワブ…
また、ハリウッド俳優の中にもトム・クルーズやキアヌ・リーブス、オーランド・ブルーム…
といった、みなさんが良く知る有名人が「ディスレクシア」だとメディアで
取り上げられたからだと思いますが、一般的な人の感覚とはまるで違う有り得ないような才能です…
息子の話に戻します…
息子の場合は、中度のディクレクシアですが、こう言った子どもが持つ才能・特徴、そして本人
が持つマインドを組み合わせて、どう活かすかにより、「生きやすさ」はいかようにでも
クリエイトできると私は思っています…
ちなみに私の息子は普通の公立小学校に通っているわけですが、担任の先生、そして特別支援級
の先生とタッグを組みながら、まず個としての彼の持ち味・良さを人間性という面で引き出しています…
勉学の方では、彼と感覚の合う相性の良い個別指導の先生を見つけて、一つずつ…
(判断基準は、息子が「この先生好き」と言うかどうかを大事にしています)
漢字が大変なんですよね…
今でも苦手なようですが
みんなと同じように漢字がたくさん描けるようになりたかった息子だったので、長期の休みを利用して
私の手書きした紙で練習をしてきました…
書き順はめちゃくちゃですが
恐らく「ディクレクシア」とはわからない字が彼は描けると思います…
ここまでは、日本で求められる「義務教育」での生活においての「息子の生きやすさ」環境を作る話…
さて。
息子の才能・特徴、そして本人が持つマインドを組み合わせて、どう活かそうとしたかの話…
「スポーツは、ディスレクシアが才能を開花する分野の一つ」
ディクレクシアの人は、視覚化能力、空間認識、独創性、記憶力の点で有利で、一種、独特な感覚を持っています。
そのため、自分の直感を信じる傾向が強いです。
例えば「すべてのコーナーの曲がり方を覚えている」など、視覚的記憶が篦棒に優れていたり…
そんなこんなで
息子の場合は、
最上位思考が強く
体感覚として風を切るスピード感が大好きで
多動という特徴を活かしながら、体幹を鍛えることをベースに
運動神経を思う存分伸ばせる環境を用意しました…
そして3才の時にスキーにどハマりした息子をみて
これは「スキー」だなと思ったことと
スキー場で「競技スキー」の練習をするスキーヤーの姿を見て
「母ちゃん、僕、あれやりたい」と言い出したことから
アルペンスキーをやらせてあげることになったのでした…
子どもが持つ「才能」というのは
一般的な物差しで測ろうとすると
どの子も、とにかく「生きづらさ」が産まれて来ます…
そして特に「ちょっと妙に変わってるな」と気づいた場合、
親となった人は、まずは「ひゃーオモロイ!」と受け取って、それを次に
「どのように生かすか」というパズルを、いろんな人を巻き込みながら
面白がって一緒に組み立てていくと、その人だけが持つ「魅力的な個=ブランド」
が出来上がっていくものだと思います…
目に見える「違い(障害)」は人に理解されやすいですが
一見普通に見えたり、わかりにくい「違い(障害)」は
周りの人々の力により、それを強制的に矯正される傾向にあり
知らず知らず、心に大きな傷を負わせ、
それが「無意識の記憶の中」に蓄積されていきます…
そういう意味でも、様々な観点から
このYouTubeは、大変、興味深く見させてもらいました!
ちなみに…
我が夫は、全く息子のことが見えておりませんので、それでも母が
しっかり分かっていれば、大丈夫だと私は原体験から確信しております…www
そして、そんな息子とタッグを組んで生まれた「自分の内部表現を
人生脚本として描くプログラム」が
あの「世界をぐるり!子ども物語づくりリレープログラム」です!
息子が一生涯をかけて見つけていくこと・・・
それは「自分がただある」ということが全てだと気づき
自分は高みを追い求めてきたけれども
実はすでに全てを持っていた
ということへの自己一致、
その繋がりを、いつの日か持てるようになることだと
私は思っています…
そして、その日をただ信じ、ただ待っているのです…
それは、人が諭すコトでもなく
息子自身の力で冒険し
息子の力でたどり着かないと感じえず
掴み取れません…
そして、いつの日か、そのことにふと気づいた時
「生きる」という「命」
その命を人という生命体として
自分に与えられたことに涙することでしょう…
それこそが息子自身の「魔法のコイン」なのですから…
「あなたに必要なものはすべてこの中にある」〜くるみ割り人形〜
投稿者プロフィール
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財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表
2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。
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