父からのプレゼント

カテゴリー: ─ いま・ここ・私,  ─ RINDA foundationのこと

公開日:2018.08.15

温かなお誕生日のメッセージをいただき、本当にどうもありがとうございます

またメッセンジャーやLINE、メールなどにも、お祝いのメッセージとともに、ご心配とエールの声を寄せ続けて下さる皆様にも、きちんとお返事ができておらず、そちらにも一つ一つ返せる時に、お返事をお返ししたいと思います。

まずはこの場で、御礼申し上げます

実は8月13日 朝7時過ぎ、父が入院する虎ノ門病院から電話がかかってきました。主治医の湯浅先生でした。「血圧が低すぎるのです。直ぐにでも駆けつけてほしい。いつでもおかしくない状況だ」と…。

私は最小限の泊まり込みの荷物を用意し、家を不在する間の子どもの準備を済ませ、夫やすーさんに託して家を出ました。

足裏按摩の木島先生にも早急にご連絡し、すると先生は私が病院に着く前に着いて下さり、素晴らしい連携プレーをしてくださいました。

そのため、13日からずっと父のそばにおり、朝から足裏の先生とともにマッサージをしました。
するとピンチと言われた血圧が正常値に、そして、酸素ボンベもまた外れました。

ただ、13日の20時過ぎに主治医の先生と私と夫で面談だったのですが、血液の数字の上での現状の厳しさゆえ、医師から告げられたのは「明日、明後日」と。

でも今、父は、私たちの愛情いっぱいの足裏按摩リレーの効果なのか、点滴のお薬も量も変わらないのに、不思議と血圧も脈拍も酸素量も呼吸量も安定し、逆に穏やかな様子になって私と時間を過ごしています。

私はお誕生日の日からずっと大好きな大好きな父の横で、簡易ベッドを置き、寝ています

 

一般財団法人RINDA foundation JAPAN設立しました!

そして、ご報告です。
私と父が出資し創設となる「一般財団法人RINDA foundation JAPAN」。
当初の予定では本日8月15日設立でしたが、代理人が急遽、13日の朝から法務局に足を運んで下さり、書類上、法人設立日の変更が必要な事から、途中、私と法人の実印などの受け渡し連携をしながら、無事に法務局にて、13日に受理されました。

また、受領用紙を代理人が病院まで届けてくださったので、父にもしっかりとそれを見せることができ、ほっと致しました。

上述の通り、予定では日柄のよい15日を設立日としていましたが、早朝の主治医からの電話で「今日、明日が…」という告げられた事が、13日の設立になりました。

ただ私はふと気づきました。
「父は私の誕生日であるこの13日に、私に体をはって、湯浅先生という使者を使い私に告げさせ、そして私を動かし、代理人を動かし、私の誕生日に財団法人設立のプレゼントしてくれたのだと」。

この上ないパワーのある設立だなと思いました。

13日は奇跡の連鎖がたくさん起こる日でした。

〜Sharing Miracle In Life Everyday〜
そのものでした…

タイの代理店へ「まましゅっしゅ」が初出荷されたのもこの13日でした。
株式会社らしゅえっとのメンバーが、ハラハラドキドキの場面もありつつ、機転をきかせ智慧を絞り、しっかりとやり遂げてくださいました。

また、子どものお世話は急遽、すーさんが、仕事を終えて、次男坊を保育園にお迎えに行って下さり、夕飯やお風呂など、全てのお世話をして下さいました。

そのお陰で夫も仕事帰りに病院へ立ち寄る事が出来、主治医との面談に同席してくれたり、父の足裏を夜遅くまで木島先生の動画を見ながら一生懸命マッサージしてくれたりと、夜遅くまで、色んな話ができて、ケーキも花も何もない色気のない日だったけれど、私には本当に本当にこれ以上に美しい日はないと思える、感動すら覚える日でした。

そして父が誕生日にプレゼントしてくれた財団法人「RINDA foundation JAPAN」…

昨年の8月13日にはインドに
そして今年の8月13日には日本に
設立されました。

—–
信じることから何でも始まるんや!!
謙虚さが幸せを運んでくる。
何でも笑い飛ばせ!!智子なら大丈夫、僕がいつも横におるから、絶対に大丈夫!!
—–
数々のメッセージをこれまでも贈ってくれている父。
今も、そしてこれからも、父は父らしく頑張り続けます。

そして父の座右の銘は「人生、面白、おかしく」なのですが、父のように、どんな困難も、面白がって、楽しんでしまいたいと思います。

ここからがスタートだな。
色んな意味で、始まるんだなと改めて思います。

先日は、父がこの様な状態だったためインド出張を迷いました。
でも最終的に、父が行きたがっているインドの最南端「カーニャクマリ」に「今いかなくてどうする!!」と体中に電気が走りました。
そして私は前日にパッキングを何とかし、下見に行きました。
意識のまだはっきりしていた父にリアルタイムに毎日、ライブ映像で見せられ続けることができました!!本当に本当に良かった!!

加えて、日本で介護士になるためにインドで日本語を勉強中の実習生とも面談できて、そして授業風景を動画に収め、父に見せられました!!

本当に良かった。

「お父さん、ここに行くんだからね!!行くぞー!!大丈夫、行けるよ!!」と木島先生とともに、一点の曇もない信念で掛け続けた現地からの言葉。
これは、父に「上げ」の力となって届きつづけましたし、今もそうだと思います。

お父さん。
生きるって本当に面白いね。
本気で生き抜くって実に美しい事だね。
人生はどう転んでも起点を変えれば実に面白いね。

お父さんはそんな事を教え続けてくれる人。

私はそんなお父さんがこんなにもこんなにも大好きで、一点の曇もなく楽しんでお父さんの介護ができるのです。

病院に寝泊まりして、看護士さんや介護士さんが父にされる事を、点滴以外はほぼ全部やらせてもらっています。

父のお世話をさせてもらえる事が、どれもこれも嬉しくて、本当に気づきも多く、人への感謝の気持ちがまた更に強くなりました。

この経験が全て糧となり、近い将来、インドに、父の名前の介護士の学校ができていくのです。

そのための準備を、一つずつ一つずつ、じっくりじっくりやってきましたし、これからもやり続けていきます。

皆様、素敵な素敵なお誕生日になりました

本当に、いつも支えて下さり、どうもありがとうございます

ご恩返しを一つ一つしていきますね!!

これからもどうぞ宜しくお願い致します

※写真はすべて、父が白血病治療のための臍帯血移植入院をする1週間前に、皆で石川県、福井県、岐阜県、長野県を旅行した時のものです。(2016年10月)

投稿者プロフィール

有川 凛
有川 凛
財団法人RINDA foundation JAPAN創設者/代表理事
株式会社らしゅえっと代表取締役
NPO「恩渡しネットワーク」代表

2014年1月より、「生きやすさ」と「循環(持続可能性)」の2つのキーワードを活動ポリシーに、除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」の商品企画、制作、販売。2年連続で「キッズデザイン賞」を受賞し注目を集める。

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