子どもが幸せに生きる権利―私たちができること

年齢を超えた縦のつながりをつくること

次男坊が生まれた後、2013 年に「恩渡しネットワーク」という NPO を設立しました。これは、「健康」と「循環」をポリシーとし「未来へのプレゼントを一緒に渡しましょう」という声掛けのもと始まった活動です。

地域社会とは、「子供」「大人」「老人」という3つがバランスよく結びついてこそ、うまく成り立つものだと思います。しかし、現代社会では年齢の幅が狭い横のつながり(コミュニティー)は作りやすいですが、年齢を越えた縦のつながりを作るのは簡単ではありません。

「子を産み、未来に羽ばたく子供たちを育てていく女性、そして未来を築き上げていく子どもたちを軸に、希薄になっている縦と横のつながりを結びつけ、子育てを終えた地域の方々のサポートをいただきながら、女性たちの智慧と愛情という形で恩を渡していくネットワーク」。

それが「恩渡しネットワーク」です。

現在は地域雇用の創出のため、「年金受給前の方たち」と「出産・育児等により仕事を一時中断している女性たち」を対象に徐々に雇用の機会を作っています。

 

 健康と循環をポリシーとした会社設立

この活動を支え、また日本に限らず社会が抱える問題解決や社会的価値の創出を図るために設立したのが「株式会社らしゅえっと」です。

「らしゅえっと」の活動ポリシーもまた「健康」と「循環」。
1.ワークを生み出し支える活動
2.ライフを楽しみ支える活動
の二つの活動を行なっています。

「ワークを生み出し支える活動」の一環で生み出した商品『除菌水シリーズ「まましゅっしゅ」』では、2014 年、2015 年において、『キッズデザイン賞』(後援:経済産業省、消費者庁)を2 年連続で受賞しました。

除菌水「まましゅっしゅ」は日本だけではなく、海外の不衛生が問題視される国からも需要があり、現在、インドの「おしぼり工場」の会社とインド文化に根差した商品開発を協働で進めようとしています。

インドから始めた理由は、2050 年には世界人口が 90 億人を越えると言われている中で、13億人の人口を抱えるインドが「これからの世界を引っ張っていく存在になるだろうこと」、「不衛生という社会問題を抱えていること」、「貧困問題を抱えていること」からです。

 

持続可能な環境にモノやコトを循環させること

私が「まましゅっしゅ」という商品を通じてやりたいことは、微力ではあっても、地球上に生きる人や生き物が『共存』という中で、できる限り持続可能な環境にモノやコトをキチンと循環させることです。

人として真っ当に生きられる人たちを生み出せる環境を作りたいと考えています。人にフォーカスした場合(特に貧困層)生活をするとなればお金が必要でしょう。信頼と安心、安全も必要でしょう。頼り切るのではなく、自助努力も必要でしょう。

そうでなければ、肝心の自分に対する誇りも芽生えません。自信も芽生えません。「仕事に対する誇り」といったものも必要でしょう。

不衛生が社会問題である環境があるならば、それに関する内容に従事し、少しでも社会に貢献できる仕事に携わる事で、自分たちの関わる仕事に誇りを持ってほしいと思います。

そして、まずは「健康」が第一です。

瞳の奥に未来への希望というキラキラとした「健康的な笑顔」を生み出したければ、接する人たちに対する「信頼と安心」がまずは芽生えなければ始まらないように思います。

  • 根底にあるのは三方よしの思想
  • 公正なトレード。贅沢を手にさせるのではなく、彼らが生活に必要なお金をきちんと払える雇用が生める仕組みを作る
  • 人々の幸せにむけての人材育成・啓蒙活動をする
  • 未来を担う子どもたちに先を生きる人間として、少しでも『愛ある PRESENT』を遺す

そのようなことに「私の命の時間」を捧げ、真っ当に生き、真っ当に死んでいきたいと思います。

そのためにも、まずは、インドが抱える社会問題の一つとしての「不衛生」にフォーカスして、「まましゅっしゅ」を、どのように活かせるかをしっかりと考えて動いていきたいと思います。

最後は願わくば、蓄積した資力や智慧を絞って、マイクロファイナンスといったなどの事業にも関わりたいとも思います。学校の創設にも携わりたいと思います。このような大きなビジョンは、私がアジア NGO リーダー塾(次世代を担うアジアの社会的起業家へ)に通い始めた頃から抱いていたものです。

何を馬鹿げたことをと思われていたかもしれませんが、舞い込んできた素晴らしいご縁に実際にインドの方にお会いして寄り添いたいと直感的に思い、すぐに行動しました。

そして実態を目にするために先方の工場や、スタッフとのディスカッション、現地の実態を掴むためのご家庭巡り、富裕層・中間層・低所得者層の生活実態、スーパーマーケット視察、VIP 階級の娯楽施設巡り、学校巡りなどを、とにかくできる事からコツコツ一つずつ。とにかく前を向いて一つずつ、一つずつ取り組んできました。

もちろんこれからも、老若男女問わず、今までどおり巻き込んで、しんどいことも面白がって楽しみながら一つ一つ前向きに取り組んでいきたいと思います。

ダメでもともと!でもやらないとわからない!

この根底にあるのは、「日本人である誇りと意地」です。RINDA foundationを運営していく上で大切なものであり、代表 有川凛としてもそうありたいと思います。

らしゅえっと は、活動ポリシーや理念に共感してくださる 年齢・性別を越えた多くの人々に支えられ、活動の幅を広げています。

投稿者Profile

有川 凛
有川 凛RINDA foundation Founder & 代表
持続可能な『生きやすさのEqual』があるフラットな世界を目指して、2017年8月、インド国内で非居住者の日本人女性が代表となるCSO組織 財団法人RINDA foundationを設立。
代表取締役を務める(株)らしゅえっと では、インド国内でおしぼりを製造するHYGIYA社と協力。インドの衛生環境の改善と貧困層の雇用推進を目指し、インドで除菌水「まましゅっしゅ」の製造販売を展開するなど、その活動範囲は世界に広がっている。