健全な子どもを育てるために欠かせないこと

 

健全な人は、どうやったら育つのでしょうか?稲でいうと「苗」に該当する「受胎して体内に宿った胎児」に目を向け、その様子を考えます。

元気な赤ちゃんを生むために必要なこと

ここでは次の3点について考えます。

①胎児の体の発育
まず胎児は、母親の栄養分を胎盤を通じて吸収し、体内で育っていきます。従って、母親の栄養状態が悪い場合、胎児は十分な栄要素を吸収することができず、体が大きく育つことができません。

②胎児の情緒の発育
「情緒の発達」という部分についても無視できません。母親が長期間に亘り、マイナスの感情(怒り・不安・ストレスなど)を抱えている場合、胎児の情緒の発達に悪影響を与える事が証明されています。(一過性のものである場合においては、何の問題もない事も証明されています)。

ではどのようにして、情緒が胎児に影響を与えるのかというと、それは「ホルモン」です。ホルモンは胎盤を通じて、胎児に伝わるのです。

例えば、ストレスを感じている母親からは「カテコールアミン」と呼ばれるホルモンが分泌されます。「カテコールアミン」とは、恐怖や不安などを感じたときに出る感情のホルモンです。母親が大きなストレスを抱えていると「カテコールアミン」が胎盤を通して胎児へ伝わり、「カテコールアミン」を頻繁(又は長期)に受け続けると、胎児も慢性的なストレス状態になってしまい、情緒障害を起こしやすくなります。

③母親の感染症による影響
母親が病気に感染した場合、胎児にも大きな影響を与えます。まず、胎児への感染経路から分類すると、母親から胎盤を介して感染するものとしてサイトメガロウイルス、ヒトパルボウイルス、風疹ウイルス、B 型肝炎ウイルス、C 型肝炎ウイルス、エイズウイルス、トキソプラズマ原虫、梅毒、結核、リステリアなどがあります。

次に、母親から、胎児への通り道である産道を介して胎児に感染する経産道感染と産道から子宮内感染し、さらに胎児に感染を起こす感染として、サイトメガロウイルス、エイズウイルス、単純ヘルペスウイルス、ヒトパピローマウイルス、B 型肝炎ウイルス、C 型肝炎ウイルス、B 群連鎖球菌、大腸菌、黄色ぶどう球菌、淋菌、クラミジア、結核菌などがあります。

また、母乳を介して赤ちゃんに感染する病気としては、サイトメガロウイルス、エイズウイルス、成人 T 細胞白血病ウイルスなどがあります。このように、妊娠して、たとえ胎児が胎盤や卵膜(赤ちゃんをつつんでいる膜)で守られていても、妊娠、出産、授乳で、絶えず「感染の危機」にさらされています。

結論としては、妊娠中に栄養のある食事を十分に取ることも大切な事ですが、感染症にかからない工夫や、かかった場合においても適切な医師の診断、そして、胎児の為に、リラックスし、ストレスなどを溜めないよう、心がける事も、とても大切な事だと言われています。(※成育医療センター研究データ:女性の医学より)

 

放っておいても、健全な子どもは育つ?

そうではありません。まずは、きちんと赤ちゃんの生育状況を見て助けてあげる「親」が必要です。そのためには、育てる親が最低限の衣食住に不便しない「お金」が必要です。また、「お金」だけでなく困ったときに、「親」や「子」をサポートしてくれる「人」(親兄弟、コミュニティー)が必要です。

子供はわずか数年の間に、体が急成長します。その早い成長に伴い、栄養もたくさん必要です。子供の肉体面な成長には、やはり食事は欠かせません。親が健康で、生まれてきた赤ちゃんに、きちんと母乳や食事を与え、栄養が偏らず、バランスの取れた食事を取ることで、健全な肉体が発育します。

 

食事を与えているだけでは育たない

 良好な夫婦関係と子への愛 (子供を情緒豊かに育てる)
 地域社会や数多くの良き理解者との出会い・触れ合い
 健康的な体力づくり
 先代が築いた「良き」伝統文化の継承と悪しき文化の消滅
 子供を学校へ通わせるお金と教育環境 (教育の必要性を親が知ること)

健全な子供が育つには、上記のようなことが大事と考えます。また、子は親から「愛されている」と感じると、とても安心します。

その安心感が「いざという時に親が助けてくれる」という心の保険へと変わり、さまざまな経験を勇猛果敢に挑戦しようと積極的になります。

また、自分の周りに生きている様々な人々と触れ合うことで、家族間だけでなく、様々な人々と助け合いながら生きていくことの必要性を知ることができます。

「健全な家庭環境」
「バランスの取れた十分な食事」
「愛されていることを感じる」

この3つがベースに揃っていれば、子供は自然と成長するといわれます。その礎の上に「教育」が必要になるのでしょう。

 

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投稿者Profile

有川 凛
有川 凛RINDA foundation Founder & 代表
持続可能な『生きやすさのEqual』があるフラットな世界を目指して、2017年8月、インド国内で非居住者の日本人女性が代表となるCSO組織 財団法人RINDA foundationを設立。
代表取締役を務める(株)らしゅえっと では、インド国内でおしぼりを製造するHYGIYA社と協力。インドの衛生環境の改善と貧困層の雇用推進を目指し、インドで除菌水「まましゅっしゅ」の製造販売を展開するなど、その活動範囲は世界に広がっている。